5年の課程を終えて高専を卒業すると、就職するか進学するか、あるいはそれ以外の選択をするのか、いずれにしても大きな決断をしなければなりません。
高専の卒業生は、優秀な人が進学し、進学が難しい人が就職するというわけではありません。
それぞれの学生が自身の目標を定め、そのためには就職した方がいいのか、あるいは進学した方がいいのかを考え、その目標に向かった結果、進路はバラバラになるのです。
ただし、学校や学科によっては進路の傾向がはっきりしていることもあるので、学校ごと、あるいは学科ごとの進路を確認していきます。
なお、ここでは原則として、令和6年度(令和7年3月)卒業生の進路として各学校が公表しているデータをもとにしています。
奈良高専の概要
奈良高専には機械工学科、電気工学科、電子制御工学科、情報工学科、物質化学工学科の5つの学科が置かれています。
就職と進学の人数については、学科ごとに公表されています。
また、進学先については学校全体の人数が公表されています。
機械工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 16 | 20 | 0 | 36 |

就職より進学の方が多くなっています。
就職者の割合は約45%、進学者の割合は約55%でした。
電気工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 16 | 21 | 0 | 37 |

電気工学科も進学者の方が多くなっています。
就職と進学の比率は、機械工学科とほぼ一緒です。
電子制御工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 26 | 16 | 0 | 42 |

就職者の方が進学者より多くなっています。
進学者の割合は、全部で5つある学科の中で最も低くなっています。
情報工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 22 | 15 | 0 | 37 |

情報工学科も就職者の方が多くなっています。
物質化学工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 14 | 25 | 0 | 39 |

進学者の方が就職者より多くなっています。
進学者の占める割合は、5つの学科の中で最も高くなっています。
奈良高専
| 奈良高専専攻科 | 37 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 14 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 10 |
| その他の国立大学 | 22 |
| 公立大学 | 7 |
| 私立大学 | 1 |
| その他 | 6 |
最も多くの人が進学しているのは奈良高専専攻科で、37名が進学しています。
次いで豊橋技術科学大学が8名、大阪公立大学が7名、長岡技術科学大学が6名となっています。
多くの学生が、高専専攻科や国公立大学に進学していることが分かります。
まとめ
奈良高専全体でみると、就職者が合計94名、進学者が97名とかなり拮抗しています。
ただし学科別にみると、就職者が多い学科と進学者が多い学科があることが分かります。
進学先としては奈良高専専攻科に進む学生が進学者の4割程度を占めており、そのほかに豊橋・長岡技術科学大学や大阪公立大学、京都工芸繊維大学などに進む人が多くいます。



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