5年の課程を終えて高専を卒業すると、就職するか進学するか、あるいはそれ以外の選択をするのか、いずれにしても大きな決断をしなければなりません。
高専の卒業生は、優秀な人が進学し、進学が難しい人が就職するというわけではありません。
それぞれの学生が自身の目標を定め、そのためには就職した方がいいのか、あるいは進学した方がいいのかを考え、その目標に向かった結果、進路はバラバラになるのです。
ただし、学校や学科によっては進路の傾向がはっきりしていることもあるので、学校ごと、あるいは学科ごとの進路を確認していきます。
なお、ここでは原則として、令和6年度(令和7年3月)卒業生の進路として各学校が公表しているデータをもとにしています。
明石高専の概要
明石高専は機械工学科、電気情報工学科、都市システム工学科、建築学科の4つの学科を有しています。
就職・進学の内訳や進学先とその人数などのデータは学科ごとに公表されており、そのデータに基づいてご紹介していきます。
機械工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 15 | 22 | 0 | 37 |

| 明石高専専攻科 | 1 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 2 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 10 |
| その他の国立大学 | 6 |
| 公立大学 | 1 |
| 私立大学 | 1 |
| その他 | 1 |
6割程度が進学しており、就職より進学の方が多くなっています。
進学先で最も多いのは大阪大学で6名、次いで神戸大学の3名となっています。
電気情報工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 9 | 32 | 2 | 43 |

| 明石高専専攻科 | 10(他に岐阜高専専攻科1) |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 0 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 6 |
| その他の国立大学 | 12 |
| 公立大学 | 3 |
| 私立大学 | 0 |
| その他 | 0 |
進学者は就職者の3.5倍となっており、多くの学生が進学していることが分かります。
最も多く進学しているのは明石高専専攻科の10名、次に東京農工大学と広島大学の3名となっています。
都市システム工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 21 | 21 | 1 | 43 |

| 明石高専専攻科 | 9 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 0 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 7 |
| その他の国立大学 | 2 |
| 公立大学 | 2 |
| 私立大学 | 1 |
| その他 | 0 |
4つの学科の中では最も就職者数が多く、就職と進学が同数となっています。
進学先として最も多いのは明石高専専攻科の9名、次に大阪大学と兵庫県立大学の2名となっています。
建築学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 12 | 22 | 2 | 36 |

| 明石高専専攻科 | 0 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 1 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 4 |
| その他の国立大学 | 13 |
| 公立大学 | 1 |
| 私立大学 | 3 |
| その他 | 0 |
進学者数は就職者数の約2倍となっており、進学する学生が多くなっています。
明石高専専攻科への進学者はゼロだった一方、あわせて17の大学に進学しています。
まとめ
明石高専の大きな特徴は、進学を選択する学生の割合が高いことです。
卒業生全体で見ると、6割以上が進学していることとなります。
高専からの有力な進学先として技術科学大学がありますが、明石高専からはわずか3人しかいませんでした。
一方で、旧帝大や東京科学大学・神戸大学を含めた難関大学への進学者は、合計27名となっています。


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