高専卒業後は就職?進学?東京高専の卒業生はどのような進路を選択しているのか

高専卒業後の進路

5年の課程を終えて高専を卒業すると、就職するか進学するか、あるいはそれ以外の選択をするのか、いずれにしても大きな決断をしなければなりません。
高専の卒業生は、優秀な人が進学し、進学が難しい人が就職するというわけではありません。
それぞれの学生が自身の目標を定め、そのためには就職した方がいいのか、あるいは進学した方がいいのかを考え、その目標に向かった結果、進路はバラバラになるのです。
ただし、学校や学科によっては進路の傾向がはっきりしていることもあるので、学校ごと、あるいは学科ごとの進路を確認していきます。

なお、ここでは原則として、令和6年度(令和7年3月)卒業生の進路として各学校が公表しているデータをもとにしています。

東京高専の概要

東京高専には機械工学科、電気工学科、電子工学科、情報工学科、物質工学科の5つの学科が設置されています。
就職者と進学者の状況や進学先の内訳など、いずれも学科ごとに人数が公表されています。

機械工学科

就職進学その他合計
1820139
東京高専機械工学科 進路(令和6年度卒業)
東京高専専攻科3
長岡・豊橋技術科学大学4
旧帝大・東京科学大学・神戸大学2
その他の国立大学9
公立大学0
私立大学2
その他0
東京高専機械工学科 進学先(令和6年度卒業)

就職と進学の人数に大きな差はありませんが、若干進学者の方が多くなっています。
進学先としては東京高専専攻科と東京農工大学がともに3名で、最も多くなっています。

電気工学科

就職進学その他合計
2812040
東京高専電気工学科 進路(令和6年度卒業)
東京高専専攻科7
長岡・豊橋技術科学大学1
旧帝大・東京科学大学・神戸大学0
その他の国立大学4
公立大学0
私立大学0
その他0
東京高専電気工学科 進学先(令和6年度卒業)

卒業生の7割が就職しており、東京高専の5つの学科の中では最も就職の割合が高い学科となりました。
進学先としては東京高専専攻科が7名と最も多く、他の大学はいずれも1名だけという結果となっています。

電子工学科

就職進学その他合計
1816438
東京高専電子工学科 進路(令和6年度卒業)
東京高専専攻科2
長岡・豊橋技術科学大学2
旧帝大・東京科学大学・神戸大学1
その他の国立大学7
公立大学2
私立大学2
その他0
東京高専電子工学科 進学先(令和6年度卒業)

就職者と進学者の人数に大きな差はありませんが、若干就職者の方が多い結果となっています。
最も多く進学しているのは東京農工大学で、3名が進学しています。
そのほか、東京高専専攻科、長岡技術科学大学、東京都立大学にいずれも2名が進学しています。

情報工学科

就職進学その他合計
1422339
東京高専情報工学科 進路(令和6年度卒業)
東京高専専攻科2
長岡・豊橋技術科学大学5
旧帝大・東京科学大学・神戸大学2
その他の国立大学8
公立大学1
私立大学4
その他0
東京高専情報工学科 進学先(令和6年度卒業)

東京高専の5つの学科の中では、最も就職の割合が低く、逆に進学の割合が最も高くなっています。
最も多く進学しているのは豊橋技術科学大学で4名、次に東京農工大学で3名となっています。

物質工学科

就職進学その他合計
1517032
東京高専物質工学科 進路(令和6年度卒業)
東京高専専攻科5
長岡・豊橋技術科学大学2
旧帝大・東京科学大学・神戸大学0
その他の国立大学8
公立大学0
私立大学2
その他0
東京高専物質工学科 進学先(令和6年度卒業)

就職者と進学者の人数はほぼ同じですが、わずかに進学の方が多くなっています。
進学先としては、東京高専専攻科が5名、東京農工大学が3名となっています。

まとめ

東京高専全体でみると、就職が93名、進学が87名とわずかに就職の方が多い結果となっています。
東京には進学先となる大学も数多くあるため、進学者がもっと多いと思っている方もいると思いますが、実際には就職を選んでいる学生が多いということになります。
進学先としては東京高専専攻科が最も多く19名、次いで東京農工大学が13名、豊橋技術科学大学が8名となっています。
また私立大学へも10名が進学しており、その多くが東京近郊にある大学となっています。



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