5年の課程を終えて高専を卒業すると、就職するか進学するか、あるいはそれ以外の選択をするのか、いずれにしても大きな決断をしなければなりません。
高専の卒業生は、優秀な人が進学し、進学が難しい人が就職するというわけではありません。
それぞれの学生が自身の目標を定め、そのためには就職した方がいいのか、あるいは進学した方がいいのかを考え、その目標に向かった結果、進路はバラバラになるのです。
ただし、学校や学科によっては進路の傾向がはっきりしていることもあるので、学校ごと、あるいは学科ごとの進路を確認していきます。
なお、ここでは原則として、令和6年度(令和7年3月)卒業生の進路として各学校が公表しているデータをもとにしています。
長野高専の概要
長野高専には工学科1学科のみが設置されています。
工学科の中には情報エレクトロニクス系、機械ロボティクス系、都市デザイン系3つの系が設けられ、各自専攻を選択することとされていますが、進路に関するデータはすべて学科全体の人数として公表されています。
工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 92 | 95 | 7 | 194 |

| 学校 | 合格者数 | うち推薦合格者数 |
|---|---|---|
| 長野高専専攻科 | 27 (他に北九州高専専攻科1) | 20 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 33 | 15 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 3 | 0 |
| その他の国立大学 | 52 | 18 |
| 公立大学 | 0 | 0 |
| 私立大学 | 2 | 1 |
| その他 | 1 | 0 |
就職者と進学者の人数はほぼ同数ですが、若干進学者の方が多い結果となっています。
就職者のうち県内への就職者は36名、県外への就職者は56名と県外への就職者が多いのですが、県内に残る学生の数も多い結果となっています。
長野高専では進学者数ではなく合格者数を公表しており、複数の学校に合格している学生についてはその合格数がカウントされていることに注意が必要です。
学校別にみると、最も多いのは長野高専専攻科の26名、次に信州大学と豊橋技術科学大学が17名、長岡技術科学大学が16名となっています。
なお、これらの合格者のうち推薦合格者の人数も公表されているので、ご紹介します。
推薦合格者が最も多いのは長野高専専攻科の20名、次いで豊橋技術科学大学の11名、信州大学の10名、長岡技術科学大学の4名となっています。
まとめ
長野高専を卒業した後、就職する学生と進学する学生の内訳はほぼ同数となりました。
就職した学生のうち長野県内で就職した学生は就職者のうち4割ほどとなっており、県内に残りたいと考える学生にも魅力的な進路があるといえそうです。
進学する学生については、長野高専専攻科と信州大学、そして豊橋・長岡の2つの技術科学大学が主要な進学先になっていることが分かります。
なお、長野高専では進学者数ではなく合格者数を公表しており、複数の学校に合格している学生についてはその合格数がカウントされていることには注意が必要です。



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