高専に行きたい!ならば絶対に推薦入試をねらおう!

高専に入学したい

高専の中でも、学費や進学実績などの面で特に人気が高い国立の工業高専に進みたい場合、学力試験が実施される一般入試より、推薦入試での入学をねらいましょう。
もちろん、誰でも推薦入試に出願できるわけではなく、中学校在学中に一定以上の成績を残す必要はありますが、その基準をクリアできれば入学の可能性は大幅に高まります。
また、過去の出願状況の傾向から戦略的に、推薦入試の合格をねらいやすい学校・学科に出願することもできます。
ここでは、令和8年度入学の推薦入試の出願状況などもふまえて、高専の推薦入試についてご紹介します。

高専の推薦入試の特徴

高専では、高校入試と同じように推薦入試と一般入試で学生を選抜します。
そのうち推薦入試について、高専で実施される試験にはどのような特徴があるのか確認していきます。

①基本的に学校長推薦

国立高専で実施される推薦入試のほとんどは、通っていた中学校の学校長の推薦書を必要とします。
つまり、どれだけ高専に行きたいという気持ちが強くても、学校で推薦に値する人物という評価を受けなければ、推薦入試を受けることができません。
自己推薦による推薦入試を実施している釧路高専のような学校もありますが、全体のごく一部です。

②出願資格が決められている

推薦入試に出願するには、学校が定めた出願資格をクリアしなければなりません。
ほとんどの学校が出願資格の基準として、中学校での内申点を用いていますが、成績が学年の上位15%以内という基準を定めている豊田高専のような学校もあります。

なお、出願資格となる基準は1つだけでなく、いくつかの基準を定めている学校が多くあります。
内申点だけであれば基準となる点数は高くなり、部活動や学校外活動での実績があれば内申点として必要とされる点数は低くなります。
そのため、内申点を上げることも大切ですが、他の活動を頑張ることも大きな意味があります。

③推薦の比率が高く募集人員は多め

高校入試の場合、推薦入試の定員は、一般的には公立高校は低く、私立高校は高めになっています。
高専の入試では、推薦入試の募集人員が多くなっており、推薦入試で入学してくる学生が多くなります。

全国の高専の中で、最も推薦入試の比率が高いのが高知高専です。
高知高専の場合、推薦による募集人員は80%にもなり、ほとんどの学生は推薦入試で入学してくることになります。
当然、一般入試での募集人員は少なくなるので、一般入試だけをねらって受験するのはリスクが大きいといえます。

また、推薦入試の比率は学校によって大きな差があり、中には20%〜30%程度と低めに設定されている豊田高専、久留米高専、大分高専のような学校もあります。
推薦入試の比率は、推薦入試をねらう受験生にとってとても重要な情報なので、必ず事前に確認しておく必要があります。

高専の入試の流れ

高専に入るには、まずは推薦入試をねらうべきとお話ししましたが、実際の試験はどのような流れで行われるのでしょうか。

高専入試の大まかな流れ

推薦入試

基本的にどの学校も、推薦入試から実施されます。
WEBでの出願手続きの後、推薦書などの必要書類を郵送で提出します。
試験として一部の科目の学力検査を「適性検査」などとして実施される学校もありますが、多くは面接や作文などとなっています。
合格発表の後、合格者は入学確約書を提出することとされており、入学確約書を提出しないと入学が許可されないので注意しましょう。

一般入試

一般入試は正式には学力選抜と呼ばれ、すべての高専で共通の学科試験が実施されます。
ただし、学科試験の実施科目や配点などは、学校ごとに決められています。
なお、推薦入試で不合格になった人については、推薦入試の手続きをする際に希望すれば一般入試を受験できるので、一般入試の出願手続きを行う必要はありません。

特殊な試験が行われる高専もある

高専の中には、推薦入試と一般入試のほかに、まったく別の日程、別の方式で学生を募集している学校もあります。
このような試験は、大抵推薦入試より先に試験が実施されるので、募集要項などを見落とすことのないように注意しましょう。

二次募集・追加募集

推薦入試・一般入試の試験を通じて入学者の選抜を行いますが、中には定員を満たさない学校や学科があります。
この場合、一般入試の後に追加の募集が行われることとなります。
二次募集や追加募集は必ず実施されるわけではなく、また一般入試の合格発表から時間を空けず実施されるので、各学校のホームページで情報収集しましょう。

推薦入試が高専入試で最も条件が良い

高専に入学したいと考える人は、絶対に推薦入試を狙うべきです。
学校や学科にもよりますが、倍率が必ずしも高くないことがあり、出願資格さえ満たせば合格が計算できるということになります。

令和8年度入試について確認できたデータについてご紹介すると、以下の学校や学科は、推薦入試に出願した人全員が推薦入試に合格しています。

学校名学科名推薦合格者数
函館高専全3学科118
苫小牧高専84
釧路高専68
旭川高専AI・デジタル情報工学科以外の4学科59
秋田高専100
鶴岡高専76
福島高専機械システム工学科19
茨城高専電気・電子系11
長岡高専機械工学科17
福井高専材料・生物系以外の4系94
岐阜高専電子制御工学科14
香川高専電気情報工学科、通信ネットワーク工学科、電子システム工学科52
新居浜高専環境材料工学科12
高知高専144
佐世保高専電気電子工学科20
沖縄高専機械システム工学科16
令和8年度推薦入試における合格率が100%だった学校・学科

なお、合格率が100%だったからといって、入りやすい学校や学科だということではありません。
志願者数が募集定員以下であったとしても、出願資格が下げられるわけではなく、また出願した人が必ず合格できるという保証はないからです。
高専を志望する方は、推薦入試に出願できるよう、出願資格をクリアできるように日々努力するのが入学への最短距離にあるといえます。

【まとめ】

高専に入りたいと考えている方は、推薦入試を目指すのが基本であり、そのために各学校が定める出願資格を満たすようにしなければなりません。
一般入試で入ってくる学生の多くも推薦入試に出願しており、出願資格を満たすだけの学力を持ち合わせていると考えられるからです。
推薦入試の出願者数が少ない学校・学科の場合、出願した人全員が推薦入試で合格するということもあります。
ただ、推薦入試の倍率が高い学校も多いので、どの学校に出願するのか、そしてどれだけ実力をあげられるのかがポイントになりそうです。



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