5年の課程を終えて高専を卒業すると、就職するか進学するか、あるいはそれ以外の選択をするのか、いずれにしても大きな決断をしなければなりません。
高専の卒業生は、優秀な人が進学し、進学が難しい人が就職するというわけではありません。
それぞれの学生が自身の目標を定め、そのためには就職した方がいいのか、あるいは進学した方がいいのかを考え、その目標に向かった結果、進路はバラバラになるのです。
ただし、学校や学科によっては進路の傾向がはっきりしていることもあるので、学校ごと、あるいは学科ごとの進路を確認していきます。
なお、ここでは原則として、令和6年度(令和7年3月)卒業生の進路として各学校が公表しているデータをもとにしています。
和歌山高専の概要
和歌山高専には知能機械工学科、電気情報工学科、生物応用化学科、環境都市工学科の4つの学科が設けられています。
卒業生の進路に関するデータは、すべて学科別に公表されています。
知能機械工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 26 | 12 | 0 | 38 |

| 和歌山高専専攻科 | 2 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 2 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 1 |
| その他の国立大学 | 7 |
| 公立大学 | 0 |
| 私立大学 | 0 |
| その他 | 0 |
就職者より進学者の方が多いのは、どの学科も共通しています。
就職者26名のうち和歌山県内で就職していたのは3名で、京阪神地区で就職したのが12名、京浜地区で就職したのは6名となっています。
進学者の多い進学先としては、和歌山高専専攻科、山梨大学、豊橋技術科学大学がそれぞれ2名ずつとなっています。
電気情報工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 23 | 14 | 4 | 41 |

| 和歌山高専専攻科 | 6 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 5 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 0 |
| その他の国立大学 | 3 |
| 公立大学 | 0 |
| 私立大学 | 0 |
| その他 | 0 |
和歌山高専の4つの学科の中では、最も進学者の割合が高い学科ですが、それでも就職者の方が多くなっています。
就職者のうち和歌山県内で就職したのは1名のみで、京阪神地区に10名、京浜地区に11名となっています。
進学先の中で最も多くの人が進学しているのは、和歌山高専専攻科で6名、次いで長岡技術科学大学で3名となっています。
生物応用化学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 25 | 11 | 0 | 36 |

| 和歌山高専専攻科 | 6 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 1 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 1 |
| その他の国立大学 | 2 |
| 公立大学 | 0 |
| 私立大学 | 1 |
| その他 | 0 |
生物応用化学科も、就職者の人数は進学者の人数の倍以上となっています。
和歌山県内で就職したのは2名のみで、京阪神地区の就職者が15名、京浜地区の就職者が7名となっています。
進学者の半数を超える6名が、和歌山高専専攻科に進学しています。
環境都市工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 30 | 10 | 0 | 40 |

| 和歌山高専専攻科 | 4 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 2 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 1 |
| その他の国立大学 | 2 |
| 公立大学 | 1 |
| 私立大学 | 0 |
| その他 | 0 |
就職者が多い和歌山高専の中でも、最も就職者の割合が高い学科です。
和歌山県内で就職したのは6名で、このほか京阪神地区で就職したのが17名、京浜地区で就職したのが6名となっています。
進学者のうち4名が和歌山高専専攻科に進学しており、次いで豊橋技術科学大学に2名が進学しています。
まとめ
和歌山高専の卒業生155名のうち就職したのが104名となっており、7割近くが就職しています。
和歌山県内で就職したのは全部で12名であり、就職者の1割程度となっています。
一方、京阪神地区に就職したのが過半数の54名のほか、京浜地区にも30名が就職しています。
進学者は47名であり、そのうち4割にあたる18名が和歌山高専専攻科に進学しています。



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