高専に向いている人、向いていない人とは?

高専と他の学校との違い

高専は中学校を卒業した人が進学する学校なので、高校と大きな違いはないと考えている人もいるかもしれません。
しかし、高校と高専の違いについて深く考えず、家から通いやすいとか受かりやすそうといった理由で高専に入ってしまうと、後でとんでもないことになってしまうかもしれません。
そこで、どのような人が高専に進むといいのか、あるいはどのような人は高専に向かないのか、そのポイントを考えていきましょう。

高専に向いているのはどんな人?

高専は中学校を卒業した人が進学するという点で高校と共通ですが、それ以外はまったくといっていいほど、高校とは内容が異なります。
その違いを理解せずに高専に進学してしまうと、高校の方がよかったという後悔の念を持つことになりかねません。
ただ、高校との違いをきちんと理解したうえで進学すると、非常に有益な時間にすることができるはずです。
どのような人が高専に向いているのでしょうか。

自身の目標がはっきり定まっている人

高専に進学する目的や卒業後の目標がはっきりと定まっている人は、高専に進学するのに向いているといえます。
将来の目標が決まっている人の中でも、その目標が高専に進学してもかなわないようなもの(医者になりたいなど)や高専に進むのが遠回りになってしまうようなもの(弁護士や公認会計士になりたいなど)であれば、高専に進まず高校に入る選択をすることとなります。
一方、高専に入らなくても高校から大学に入ることでかなえられる目標は多くありますが、あえて高専に進む意味が見出せるのであれば、高専に進学するのに向いているといえそうです。

数学が大好きな人

高専での学習内容は、高校とは根本的に違います。
というのは、おおまかにいえば、高校は大学入試に合格するための勉強をする場所であり、高専は実験や研究を進めるための基礎学力を身に付ける場所だからです。
高校は数学だけでなく、英語など他の教科も得点をあげるためには重要です。
大学入試で実施される教科も学校により違いがあるので、場合によっては数学を最低限の学習だけで卒業し、大学に進学することも可能です。

しかし、高専のカリキュラムを進めるうえでは、数学の知識は必要不可欠です。
高専で学ぶ内容は、より専門的・実践的になるため、数学が苦手な人、あるいはあまり好きではない人はかなり苦労するでしょう。
一方、数学が大好きな人にとっては、好きな勉強に集中できる環境といえるため、数学が大好きな人には高専はおすすめできます。

大学進学にこだわりがない人

高専を卒業した後の進路は、大学や高専専攻科への進学を選択する人と、就職する人に分かれます。
高校の場合、学校によって大半が進学するところもあれば、多くが就職する学校もあり、事前に調べておけば分かります。
しかし、高専の場合はどの学校でも、進学と就職が一定数います。

ここで問題になるのが、進学したいと考えて高専に入った人です。
大学に進学するために高専に入るのは、決して間違いとはいえません。
しかし、進学校と呼ばれる高校に入るのとは違い、ほとんどの人が大学に進学する高専はないので、高専に入ってから5年間在籍している間に、進学から就職に方向転換することも十分考えられます。
この方向転換を受け入れられないという人は、高専ではなく進学者が圧倒的に多い高校に進むのがいいでしょう。
一方、大学進学にこだわりがなく、高専にいる間に最善の選択ができればそれでいいと考えられる人は、高専に向いています。

勉強や身の回りのことを自分で進められる人

高専の生活は、一般的には高校より校則が緩く自由度が高いといわれます。
また、高専入学を機に、寮に入る人も一定数いるでしょう。
自由な学校生活や寮での生活が始まると、それまでの中学校時代の生活とは一変し、中には勉強が身につかない人も現れてきます。
しかし、自由な中でも自分を律し、すべきことを自分でできる人は高専に向いています。
一方で、自由に流されてしまいそうな人、自分で自分をコントロールするのが難しいと感じる人は、自宅から普通の高校に通う方が有意義な時間になるかもしれません。

高専に向いていない人とは?

高専は高校とはまったく異なる学校であるため、中には高専への進学はどうかという人もいます。
高専には向いていないのではないか、高専ではなく高校に進学した方がいいのではと考えられるのは、以下のような人です。

学歴にこだわりのある人

高専から大学に進学することもできるので、絶対に大学に行きたい人が高専に入ってくることも考えられます。
ただ、高専の卒業生全体でみると、進学より就職の方が多く、進学するのが普通とはいえません。
そのため、絶対に大学に行きたいと考える人は、高専に向いているとはいえないのです。

もっとも、高専を卒業して自身の納得のいく就職ができれば、大学に行くかどうかは大きな問題ではありません。
ただ、高専を卒業して就職するのと大学や大学院を出てから就職するのでは、待遇や配置される部署に違いがあると考えられるので、大学卒業にこだわるのも一理あります。
そのため、大学に進学したい人は、進学者が大多数の高校に行く方がいいのです。

数学がそこまで得意でない人・好きでない人

高専を受けようと考えている人の多くは、中学校レベルの数学は、学校や塾の授業を受ければ理解できていると思います。
そのため、数学が苦手だけど高専に入るという人はそれほどいないはずです。
ただ、高専で学ぶ数学は高校レベルではなく大学レベルになってしまうので、苦手ではない程度では挫折してしまう可能性があります。

将来就きたい職業・職種が高専の学習に関連しない人

高専で学ぶ内容は、ほとんどが理系の分野に属するものです。
機械、電気、情報、建築などの学科やコースに分かれて学び、多くの人がその専攻に関連した分野の企業に就職したり、関連する学科の大学に進学していきます。
高専に学科やコースがある分野に関する仕事をしたいのであれば、高専で学び就職するのが最短ルートの1つです。

一方、高専の学科やコースに直接関連しない職業や職種にはじめから興味がある人は、高専ではなく高校に進学した方が時間を無駄にしません。
例えば、弁護士や公認会計士などの資格を取得したいのであれば、高校から大学の法律系や経済系の学部に進学すべきです。
また、小中学校や高校の教員になりたいという人は、教員免許を取得する必要があるため、大学に進む必要があります。

注意しなければならないのは、企業に就職したい人でも、その企業でやりたいことによっては高専卒が不利になってしまう可能性があることです。
特に研究職や開発部門などで仕事をしたいと考えている場合、配属されるのは大学卒業あるいは大学院修了の人が大半です。
高専卒で就職しても、そのような部署に配属されることは少ないので、確率を上げるためには大学に進学した方がいいのです。

【まとめ】高専に向いている人は高校との2択をしっかりと検討しよう

高専への進学が向いている人としてあげた人は、高校に進学してもきちんと自身の目標に向かって努力できる人です。
つまり、高専に進学しても高校に進学しても、自身で納得のいく学校生活を送ることができるでしょう。
それでも高専に進学するのであれば、高校にはない何かを高専で得てください。

逆に高専に向いていない人としてあげた人も、状況や自身の考え方が変化すると高専に向いている人になることもあります。
また、高専ではなく高校に入ることで、自身のやりたいことを頑張れるはずです。
後悔することのないよう、自身にとって最善の選択をしてください。



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