大学の編入学試験の受験資格や試験の内容などは、大学によって大きく異なります。
そのため編入学を目指す人は、志望校を決めて各大学の編入学試験の実施方法を確認しておく必要があります。
そこで、おもな大学の編入学試験の実施方法をご紹介します。
最初にご紹介するのは、高専からの進学者が多い長岡技術科学大学です。
推薦入試
長岡技術科学大学の編入学試験では、推薦入試が実施されます。
推薦入試と一般入試は、対象となる人がまったく異なるので、注意が必要です。
募集人員
| 学部・課程 | 分野 | 募集人員 |
|---|---|---|
| 工学部・工学課程 | 機械工学分野 | 41人 |
| 電気電子情報工学分野 | 47人 | |
| 情報・経営システム工学分野 | 22人 | |
| 物質生物工学分野 | 35人 | |
| 環境社会基盤工学分野 | 23人 | |
| 合計 | 168人 |
長岡技術科学大学は高専からの学生を受け入れることを前提に作られた大学なので、編入学の募集人員はほかの大学と比べると、桁違いに多くなっています。
なお、工学部の各分野ごとの募集人員に対して、半数は推薦入試で募集し、半数は一般入試で募集することとなっています。
出願資格
- 日本の高等専門学校を卒業見込みの者で、在学中の成績が上位に属し、出身高等専門学校長が人物及び学業ともに優れていると認めた者
最も大きな特徴は、高等専門学校を卒業見込みの人だけが推薦入試の受験資格があることです。
なお、他の国公立大学と重複して推薦入試を受験することはできません。
分野の選定
高等専門学校の学科等により、選定できる分野に制限があります。
推薦入試では、第2志望分野まで選ぶことができます。
| 分野 | 対応する高等専門学校の学科 |
|---|---|
| 機械工学分野 | 機械、制御及び材料系学科をはじめとするすべての学科 |
| 電気電子情報工学分野 | 電気、電子、通信、情報及び制御系学科をはじめとするすべての学科 |
| 情報・経営システム工学分野 | 情報、経営系学科をはじめとするすべての学科 |
| 物質生物工学分野 | 化学・生物系および材料系学科をはじめとするすべての学科 |
| 環境社会基盤工学分野 | 土木及び建築系学科をはじめとするすべての学科 |
選抜方法
入学者の選抜方法は書類選考によります。
出身高等専門学校長が作成する調査書及び推薦書、志願者自身が作成する志望調書の内容を総合的に評価することとされています。
一般入試
長岡技術科学大学の編入学試験の一般入試は、推薦入試より幅広い人を対象として実施されます。
募集人員
| 学部・課程 | 分野 | 募集人員 |
|---|---|---|
| 工学部・工学課程 | 機械工学分野 | 42人 |
| 電気電子情報工学分野 | 47人 | |
| 情報・経営システム工学分野 | 23人 | |
| 物質生物工学分野 | 36人 | |
| 環境社会基盤工学分野 | 24人 | |
| 合計 | 172人 |
長岡技術科学大学の編入学試験は、推薦入試と一般入試であわせて340人を募集します。
半数は推薦入試で募集し、残りの半数は一般入試で募集します。
出願資格
- 高等専門学校卒業見込みの者
- 高等専門学校を卒業した者
- 短期大学を卒業した者及び卒業見込みの者
- 専修学校の専門課程(修業年限が2年以上で、かつ、課程の修了に必要な総授業時間数が1,700 時間以上のもの)を修了した者及び修了見込みの者年度修了見込みの者(学校教育法第90 条第1項に規定する大学入学資格を有する者に限る。)
- 高等学校の専攻科(中等教育学校の後期課程及び特別支援学校の専攻科を含む。以下「高等学校等の専攻科」という。)の課程(修業年限が2年以上であること)のうち、文部科学大臣の定める基準を満たすものを修了した者及び修了見込みの者(ただし、学校教育法第90 条第1項に規定する大学入学資格を有する者に限る。)
- その他
他大学に在学している者が第3学年への転学を志願する場合は、出願資格はありません。
分野の選定
一般入試でも推薦入試と同様、第2志望まで分野を選ぶことができます。
選抜方法
学力試験及び面接の結果を総合して入学者を選抜します。
学力試験科目
- 一般科目として「国語」及び「英語」
- 専門科目として「数学・応用数学」及び「志望分野別科目」
「数学・応用数学」は「行列と行列式、2変数までの微積分、簡単な微分方程式、確率の初歩」となっています。
「志望分野別科目」は、第1志望分野の選択専門科目から、いずれか1科目を選択します。
| 第1志望分野 | 力学基礎 | 電気電子情報工学 | 情報・経営システム工学 | 化学・生物系分野 | 建設工学 |
|---|---|---|---|---|---|
| 機械工学分野 | 〇 | ||||
| 電気電子情報工学分野 | 〇 | ||||
| 情報・経営システム工学分野 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 物質生物工学分野 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 環境社会基盤工学分野 | 〇 |
面接
個人面接を行います。
配点
| 国語 | 英語 | 数学・応用数学 | 志望分野別科目 | 面接 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 100 | 200 | 200 | 300 | 200 | 1,000 |



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