【学校別】高専⇒就職の人数はどれくらい？地元で就職する人はどれくらいいる？（四国）

高専の本科5年の課程を終えると、大学に編入学する人と就職する人に分かれます。
進学する人のおおまかな進路についてはすでにご紹介しましたが、就職に関しては詳しく触れていませんでした。
そこで、本科を卒業した学生の就職に関するデータを学校ごとにご紹介していきます。

概要

今回ご紹介するのは、令和6（2024）年3月に卒業した学生の進路です。
できる限り学科やコース別に、実際の就職者数や求人数をご紹介していきます。
また就職先の地域については、学校が公表しているデータのとおりとしています。
多くは会社の本社がある地域で区分されていると思われますが、実際に就労する地域とは一致しない場合があるかもしれません。

阿南高専

コースごとにみると、卒業生のうち6割〜8割が就職しており、全体でも就職者の方が多くなっています。
求人数はいずれのコースも多く、求人倍率は平均で20倍以上となっています。

香川高専

ほとんどの学科で進学者数より就職者数の方が多くなっており、8割近くが就職している学科もあります。
一方で、電気情報工学科は就職者数より進学者数の方が多くなっています。
求人数や求人倍率はキャンパスごとに集計されており、求人倍率はいずれも10倍近くとなっています。

新居浜高専

どの学科も、卒業生のうち6割〜7割程度が就職しており、残りの3割〜4割が進学しています。
求人数はいずれの学科も500人以上であり、求人倍率が30倍を超える学科もあります。
すべての就職者数129人のうち県外への就職者数は90人であり、その割合は就職者数の7割を占めています。

高知高専

いずれのコースも進学者数より就職者数の方が多くなっており、就職者の割合が9割近くになっているコースもあります。
就職者数が多くなっていますが、それ以上に求人数も多く、いずれのコースもおよそ1,000人の求人があります。
なお、就職者の大半は県外に就職しており、中でも京浜（東京・横浜）への就職がもっとも多くなっています。