【学校別】高専⇒就職の人数はどれくらい？地元で就職する人はどれくらいいる？（中国）

高専の本科5年の課程を終えると、大学に編入学する人と就職する人に分かれます。
進学する人のおおまかな進路についてはすでにご紹介しましたが、就職に関しては詳しく触れていませんでした。
そこで、本科を卒業した学生の就職に関するデータを学校ごとにご紹介していきます。

概要

今回ご紹介するのは、令和6（2024）年3月に卒業した学生の進路です。
できる限り学科やコース別に、実際の就職者数や求人数をご紹介していきます。
また就職先の地域については、学校が公表しているデータのとおりとしています。
多くは会社の本社がある地域で区分されていると思われますが、実際に就労する地域とは一致しない場合があるかもしれません。

米子高専

すべての学科で進学者数より就職者数の方が多くなっており、多くの学科で就職者が6割以上となっています。
求人数はいずれの学科も多く寄せられており、求人倍率が30倍以上となっている学科もあります。

松江高専

学科によって、就職者数と進学者数の割合にはバラツキがあります。
就職者の割合が最も高いのは電気情報工学科であり、逆に最も低いのは電子制御工学科です。
ただ、就職者数の多さに関係なく、求人数はいずれの学科も650人以上となっており、求人倍率は30倍以上となっています。
一方、全体の就職者数82人のうち県外への就職者が62人となっており、およそ4人のうち3人が県外に就職していることとなります。

津山高専

いずれの系も就職者の割合は50%以上となっており、進学者数より就職者数の方が多くなっています。
ただ求人数も多く、求人倍率は25倍以上となっています。
なお、専攻科を含むすべての就職内定者は112人であり、そのうち岡山県内への就職者数は1割程度の12人となっています。

呉高専

環境都市工学科は進学者数の方が多くなっていますが、それ以外の学科では就職者数の方が多くなっています。
求人数はいずれも500人以上となっており、求人倍率は高い学科では40倍を上回っています。
全体の就職者数82人のうち69人が県外へ就職しています。

徳山高専

いずれの学科も就職者数の方が多くなっており、就職者の割合はおよそ60%以上となっています。
求人倍率も20倍以上となっている学科が2つあり、求人数が多くなっています。
情報電子工学科は大半の就職者が他県への就職、機械電気工学科と土木建築工学科も3人のうち2人が他県へ就職しています。

宇部高専

いずれの学科も就職者数の方が進学者数より多くなっています。
求人数はすべての学科で500人以上となっており、求人倍率は平均すると25倍以上となっています。