5年の課程を終えて高専を卒業すると、就職するか進学するか、あるいはそれ以外の選択をするのか、いずれにしても大きな決断をしなければなりません。
高専の卒業生は、優秀な人が進学し、進学が難しい人が就職するというわけではありません。
それぞれの学生が自身の目標を定め、そのためには就職した方がいいのか、あるいは進学した方がいいのかを考え、その目標に向かった結果、進路はバラバラになるのです。
ただし、学校や学科によっては進路の傾向がはっきりしていることもあるので、学校ごと、あるいは学科ごとの進路を確認していきます。
なお、ここでは原則として、令和6年度(令和7年3月)卒業生の進路として各学校が公表しているデータをもとにしています。
沖縄高専の概要
沖縄高専は機械システム工学科、情報通信システム工学科、メディア情報工学科、生物資源工学科の4つの学科を有しています。
就職と進学の別、進学先のデータは、いずれも学科別に公表されています。
機械システム工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 25 | 9 | 7 | 41 |

| 沖縄高専専攻科 | 7 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 0 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 0 |
| その他の国立大学 | 1 |
| 公立大学 | 0 |
| 私立大学 | 1 |
| その他 | 0 |
就職が6割以上、進学は2割あまりとなっています。
就職者の全員が、県外に本社のある企業に就職しています。
進学者9名のうち7名が、沖縄高専専攻科に進学しています。
情報通信システム工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 28 | 10 | 3 | 41 |

| 沖縄高専専攻科 | 6 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 1 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 0 |
| その他の国立大学 | 2 |
| 公立大学 | 0 |
| 私立大学 | 0 |
| その他 | 1 |
就職者の割合は7割弱であり、進学者の3倍近くとなっています。
就職者のうち県内の企業に就職したのは2名、県外の企業に就職したのは26名となっています。
進学者のうち6名が、沖縄高専専攻科に進学しています。
メディア情報工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 28 | 12 | 5 | 45 |

| 沖縄高専専攻科 | 2 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 3 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 1 |
| その他の国立大学 | 2 |
| 公立大学 | 1 |
| 私立大学 | 2 |
| その他 | 1 |
就職者の割合は6割程度であり、進学者は卒業生の4人に1人程度となっています。
就職者のうち8名は沖縄県内に本社のある企業に就職しており、沖縄高専の4つの学科の中では最も多くなっています。
進学先としては、豊橋技術科学大学に3名、沖縄高専専攻科に2名となっています。
生物資源工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 19 | 16 | 5 | 40 |

| 沖縄高専専攻科 | 10 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 2 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 0 |
| その他の国立大学 | 2 |
| 公立大学 | 1 |
| 私立大学 | 0 |
| その他 | 1 |
沖縄高専の4つの学科の中では、最も進学者の割合が高くなっています。
就職先としては、全員が沖縄県外に本社のある企業に就職しています。
進学者のうち10名が沖縄高専専攻科、2名が長岡技術科学大学に進学しています。
まとめ
沖縄高専の卒業生167名のうち就職したのは6割にあたる100名、進学したのは47名となっています。
就職者のうち沖縄県内に本社のある企業に就職したのは1割の10名であり、残りの90名は沖縄県外に本社のある企業に就職しています。
進学者のうち、沖縄高専専攻科に進学したのは進学者の5割以上となる25名であり、ほかには豊橋技術科学大学に4名、長岡技術科学大学と金沢大学に2名などとなっています。



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