高専を5年で卒業した後、専攻科への進学や大学編入学を目指す学生 がいる一方で、就職を目指す学生も多くいます。
研究機関や研究者の養成という性格を持つ大学とは違い、高専は実践的な技術者を養成する教育機関を目指して設立されました。
そのため、高専が設立されて60年ほど経過し、時代が変わった中でも、高専を卒業後に就職する学生は多くいます
高専を卒業した学生は、企業からすると専門知識を持っているうえ、4年制の大学を卒業した学生より若く、人材として大きな魅力があるため、多くの求人が寄せられています。
まずは東日本編として、高専の卒業生の就職状況や求人倍率についてご紹介します。
※求人倍率は本来、就職希望者に対する求人数で計算されます。しかし、求人希望者数を公表していない学校があるため、ここでは便宜的に「求人数÷就職者数」で計算しています。
また、求人数が公表されていない学校で求人企業数を公表している場合、「求人企業数=求人数」とみなしています。
北海道
北海道には、全部で高専が4校あります。
コースや系統を越えて一括募集しているのが、函館の一部と苫小牧、釧路の各高専です。
一方、旭川と函館の一部は、学科ごとの募集となっています。
函館高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
生産システム工学科 機械コース | 43 | 20 | ||
生産システム工学科 電気電子コース | 18 | 9 | ||
生産システム工学科 情報コース | 35 | 17 | ||
物質環境工学科 | 36 | 20 | ||
社会基礎工学科 | 32 | 20 |
残念ながら函館高専は、求人数に関する数値をホームページ上で確認することはできませんでした。
入学説明会など、学校が作成する文書で公表されている可能性があるため、興味のある方は常にリサーチしておきましょう。
苫小牧高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
創造工学科 機械系 | 41 | 117 | 3226 | 27.57 |
創造工学科 都市・環境系 | 37 | |||
創造工学科 応用化学・生物系 | 31 | |||
創造工学科電気電子系 | 41 | |||
創造工学科情報科学・工学系 | 28 |
苫小牧高専は、就職者数や求人数は学科全体の数値しか公表していません。
ただ、求人企業数は各系統ごとの数値を公表しています。
これによれば、機械系620社、都市・環境系465社、応用化学・生物系437社、電気電子系636社、情報科学・工学系531社となっています。
釧路高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
創造工学科 スマートメカニクスコース情報工学分野 | 15 | 4 | 602 | 150.50 |
創造工学科 スマートメカニクスコース機械工学分野 | 10 | 4 | 604 | 151.00 |
創造工学科 エレクトロニクスコース電気工学分野 | 15 | 11 | 603 | 54.82 |
創造工学科 エレクトロニクスコース電子工学分野 | 26 | 10 | 600 | 60.00 |
創造工学科 建築デザインコース | 27 | 14 | 448 | 32.00 |
求人企業数=求人数と考えた場合、求人倍率が100倍越えとなった学科もあります。
この年の卒業生は定員(160名)の60%程度と少ないため、全体的に倍率が高くなる結果となった可能性もあります。
ただ、そうであっても、求人数は非常に高い水準にあります。
旭川高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械システム工学科 | 37 | 25 | ||
電気情報工学科 | 32 | 22 | ||
システム制御情報工学科 | 37 | 19 | ||
物質化学工学科 | 32 | 10 |
旭川高専は、求人数に関する数値を公表していません。
ただし、ホームページでは過去の求人倍率について言及する箇所がありました。
旭川高専Q&A(https://www.asahikawa-nct.ac.jp/gakkou/faq/)のQ6-1「卒業後はどのような進路がありますか?」では、平成28年度の求人倍率が24〜28倍であったとしています。
できれば最新の求人倍率についても、何らかの形で公表してもらえるとありがたいです。
東北
東北地方は各県に1校ずつ高専が設置されています。
入学時には一括募集を行っている学校が多いのが、東北地方にある高専の特徴です。
また、福島高専には理系ではない学科があり、この学科の就職状況も注目です。
八戸高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
産業システム工学科 機械・医工学コース | 35 | 14 | 703 | 50.21 |
産業システム工学科 電気情報工学コース | 36 | 18 | 722 | 40.11 |
産業システム工学科 マテリアル・バイオ工学コース | 43 | 20 | 513 | 25.65 |
産業システム工学科 環境都市・建築デザインコース | 45 | 24 | 554 | 23.08 |
卒業生数や就職者数、求人数のすべての数値を、コースごとに確認することができました。
中には50倍を超える学科もあるなど、いずれも高い求人倍率となっています。
東北地方にある求人数が公表されている高専の中では、圧倒的に一番となっています。
一関高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
未来創造工学科 機械・知能系 | 141 | 21 | 642 | 8.34 |
未来創造工学科 電気・電子系 | 24 | |||
未来創造工学科 情報・ソフトウェア系 | 13 | |||
未来創造工学科 化学・バイオ系 | 19 |
求人数という一番知りたかった数値を、系統別に知ることはできませんでした。
単純に求人数を就職者数の合計(77人)で割ると、求人倍率は8.34倍となり、他の高専より若干低い数値となりました。
(これでも十分に高い数値だとは思いますが)
仙台高専
広瀬キャンパス
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
総合工学科 情報システムコース | 112 | 62 | 652 | 10.52 |
総合工学科 情報通信コース | ||||
総合工学科 知能エレクトロニクスコース |
名取キャンパス
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
総合工学科 ロボティクスコース | 164 | 86 | 1078 | 12.53 |
総合工学科 マテリアル環境コース | ||||
総合工学科 機械・エネルギーコース | ||||
総合工学科 建築デザインコース |
仙台高専は、その成り立ちの経緯から、広瀬キャンパスと名取キャンパスの2つのキャンパスごとの合計で数値を把握することができました。
いずれも求人倍率は10倍を超えています。
ただ、コースごとに学んでいる内容は異なり、求人はそれぞれのコースごとに来ていると考えられるため、本来はコースごとの数値を知りたいところです。
秋田高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
創造システム工学科 機械系 | 41 | 23 | ||
創造システム工学科 電気・電子・情報系 | 32 | 18 | ||
創造システム工学科 物質・生物系 | 31 | 16 | ||
創造システム工学科 土木・建築系 | 45 | 26 |
秋田高専は、今回取り上げる高専の中でも、特にベールに包まれた学校の1つです。
学校要覧は直近で2020年のものをホームページで確認できましたが、それ以降のものはホームページでは公表されていませんでした。
また、卒業生数と就職者数はホームページで確認できましたが、求人数などのデータは掲載されていませんでした。
ただし、書面でこれらのデータを確認できる可能性があるので、説明会などには積極的に参加する必要があります。
鶴岡高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
創造工学科 機械コース | 38 | 31 | 354 | 11.42 |
創造工学科 電気・電子コース | 32 | 20 | 371 | 18.55 |
創造工学科 情報コース | 39 | 21 | 292 | 13.90 |
創造工学科 化学・生物コース | 41 | 27 | 184 | 6.81 |
鶴岡高専は、近隣の秋田高専とは対照的に、コースごとの数値が公表されていました。
化学・生物コース以外のコースは、いずれも10倍を超えています。
また、化学・生物コースも6.8倍ですから、決して低いわけではありません。
地元出身者の場合は、県内への就職と、関東地方など他の地域への就職の状況も気になるところかと思います。
福島高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械システム工学科 | 36 | 13 | ||
電気電子システム工学科 | 32 | 18 | ||
化学・バイオ工学科 | 36 | 18 | ||
都市システム工学科 | 40 | 20 | ||
ビジネスコミュニケーション学科 | 37 | 18 |
福島高専は、入学は学科ごとに募集を行っています。
それぞれの学科ごとの就職状況が分かるとよかったのですが、残念ながら求人数などは合計も含めて知ることはできませんでした。
理系ではないビジネスコミュニケーション学科についても、約半数の学生が就職しているということしか分かりませんでした。
関東
関東地方は埼玉県や神奈川県に高専がなく、これらの県の出身者を中心に、県外への進学者が増える傾向があります。
また、事業所の数が多く、高専卒業生に対する求人が増えやすい環境にあります。
これらが就職者数や求人倍率にどう影響するのか、確認しておきましょう。
茨城高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
国際創造工学科 機械・制御系 | 75 | 32 | 693 | 21.66 |
国際創造工学科 電気・電子系 | 23 | 12 | 688 | 57.33 |
国際創造工学科 情報系 | 38 | 15 | 598 | 39.87 |
国際創造工学科 化学・生物・環境系 | 37 | 14 | 502 | 35.86 |
ここまで見てきた東北地方の高専と比較すると、求人倍率が全体的に高くなっています。
茨城高専の場合、県外出身者はそれほど多くないのですが、県内の事業者の数が多く、また近隣県からの求人数も多いものと思われます。
小山高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械工学科 | 35 | 14 | 746 | 53.29 |
電気電子創造工学科 | 71 | 37 | 781 | 21.11 |
物質工学科 | 39 | 11 | 519 | 47.18 |
建築学科 | 36 | 23 | 537 | 23.35 |
小山高専も茨城高専と同じように、学科に関係なくいずれも20倍を超える求人倍率となっています。
関東地方に所在する事業者が多く、就職にあたっても関東地方にある事業者を選択する学生が多いのかもしれません。
群馬高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械工学科 | 41 | 8 | 481 | 60.13 |
電子メディア工学科 | 33 | 11 | 480 | 43.64 |
電子情報工学科 | 28 | 8 | 432 | 54.00 |
物質工学科 | 41 | 8 | 267 | 33.38 |
環境都市工学科 | 36 | 15 | 294 | 19.60 |
群馬高専も、やはり求人倍率は高くなっています。
群馬高専の特徴としては、卒業生に占める就職者数の割合がいずれも50%以下と低く、中には20%を切っている学科もあります。
求人の絶対数は決して多くありませんが、進学を目指す学生も多い環境の中、納得のいく就職先を探している学生が大勢いるものと思われます。
木更津高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械工学科 | 37 | 17 | ||
電気電子工学科 | 27 | 7 | ||
電子制御工学科 | 44 | 27 | ||
情報工学科 | 38 | 16 | ||
環境都市工学科 | 41 | 18 |
木更津高専は、求人数を知ることはできませんでした。
なお、ホームページでは求人倍率が約13.5倍と記載されていたため、学校全体としてはその程度の求人倍率があるものと思われます。
東京高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械工学科 | 36 | 11 | 455 | 41.36 |
電気工学科 | 35 | 19 | 450 | 23.68 |
電子工学科 | 37 | 16 | 427 | 26.69 |
情報工学科 | 40 | 21 | 369 | 17.57 |
物質工学科 | 39 | 19 | 238 | 12.53 |
東京高専は、学科ごとの詳細な就職者数や求人数などを確認することができました。
求人倍率は最高で40倍以上、そのほかの学科も軒並み10倍以上の高い倍率となっています。
東京都立産業技術高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
ものづくり工学科 機械システム工学コース | 11 | |||
ものづくり工学科 生産システム工学コース | 12 | |||
ものづくり工学科 電気電子工学コース | 22 | |||
ものづくり工学科 電子情報工学コース | 17 | |||
ものづくり工学科 情報通信工学コース | 23 | |||
ものづくり工学科 ロボット工学コース | 13 | |||
ものづくり工学科 航空宇宙工学コース | 23 | |||
ものづくり工学科 医療福祉工学コース | 19 |
多くのコースに分かれている東京都立産業技術高専ですが、そのコース別の就職者数までしか知ることができず、求人数や求人倍率が分からないのは残念です。
航空宇宙や医療福祉など、特定の分野に特化したコースも設けられているので、その特徴を知ることができればと思います。
甲信越・北陸
甲信越・北陸には5校の高専があります。
富山・石川・福井の各校は、いずれも県外出身者の割合が高く、そのことが就職者数にどう影響しているのかも注目されます。
長岡高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械工学科 | 41 | 15 | 482 | 32.13 |
電気電子システム工学科 | 36 | 22 | 513 | 23.32 |
電子制御工学科 | 29 | 7 | 395 | 56.43 |
物質工学科 | 45 | 14 | 204 | 14.57 |
環境都市工学科 | 42 | 18 | 246 | 13.67 |
長岡高専は、学科ごとの就職者数や求人数を確認することができました。
電気電子システム工学科を除き、いずれも就職者の割合は50%を切っています。
これは、高専出身者の有力な進学先である長岡科学技術大学が近隣にあることが、少なからず影響しているものと思われます。
一方で求人倍率も高く、特に就職者が少ない電子制御工学科は50倍を超えています。
長野高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械工学科 | 42 | 18 | 20.3 | |
電気電子工学科 | 41 | 17 | ||
電子制御工学科 | 31 | 17 | ||
電子情報工学科 | 33 | 14 | ||
環境都市工学科 | 38 | 23 |
長野高専は、令和4年度に学科の改組を行っているため、現在は工学科だけが設置されています。
以前の5つの学科での卒業生の人数や就職者数は、令和2年度について詳しく知ることができました。
求人数は分かりませんが、学校全体での求人倍率は令和2年度で20.3倍、令和3年度で15.8倍となっています。
富山高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械システム工学科 | 36 | 19 | ||
電気制御システム工学科 | 40 | 11 | ||
物質化学工学科 | 40 | 21 | ||
電子情報工学科 | 38 | 19 | ||
国際ビジネス学科 | 40 | 17 | ||
商船学科 | 37 | 25 |
富山高専は、工業高専と商船高専の2校が合併して誕生した学校です。
新しい学校なのですが、残念ながら求人数に関するデータは公表されていませんでした。
なお、商船学科は本来この記事では取り扱わない商船高専の学科ですが、富山高専の一学科であるため、ここには掲載しています。
石川高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械工学科 | 42 | 20 | 3131 | 24.08 |
電気工学科 | 41 | 25 | ||
電子情報工学科 | 41 | 22 | ||
環境都市工学科 | 44 | 33 | ||
建築学科 | 42 | 30 |
石川高専は、求人数が学校全体の合計で公表されています。
また、求人数に記載したのは求人を出した企業の数であり、他の高専でいう求人企業数の数値となっています。
求人倍率は24倍以上であり、非常に多くの求人があることがわかります。
福井高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械工学科 | 33 | 19 | 855 | 45.00 |
電気電子工学科 | 36 | 22 | 921 | 41.86 |
電子情報工学科 | 35 | 15 | 821 | 54.73 |
物質工学科 | 35 | 18 | 561 | 31.17 |
環境都市工学科 | 40 | 22 | 674 | 30.64 |
福井高専は、その求人数の多さや求人倍率の高さに注目です。
求人数は各学科とも500社以上、中には900社以上の会社もあります。
また、求人倍率はいずれも30倍以上であり、学生に対する人気の高さが現れています。
東海
東海地方は、各県に1校ずつ高専が設置されています。
東海地方は製造業の盛んな地域であることから、高専出身者に対するニーズが高い地域だと考えられます。
岐阜高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械工学科 | 41 | 19 | 666 | 35.05 |
電気情報工学科 | 43 | 21 | 589 | 28.05 |
電子制御工学科 | 39 | 16 | 600 | 37.50 |
環境都市工学科 | 41 | 34 | 323 | 9.50 |
建築学科 | 37 | 22 | 463 | 21.05 |
岐阜高専は、各学科ごとの数値が確認できました。
就職者数の割合が高い学科もありますが、それでも求人倍率は高くなっています。
岐阜高専には、愛知県など隣県出身者も多いため、県内にこだわらず就職先を選んでいる学生が多いと思われます。
沼津高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械工学科 | 38 | 21 | ||
電気電子工学科 | 41 | 24 | ||
電子制御工学科 | 42 | 22 | ||
制御情報工学科 | 35 | 16 | ||
物質工学科 | 41 | 22 |
沼津高専は、静岡県の中でもかなり神奈川県寄りにあります。
神奈川県や山梨県には高専がないため、県外出身の学生もかなりいます。
ただ今回の統計に関しては、就職者数までしか知ることはできませんでした。
豊田高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械工学科 | 37 | 21 | 629 | 29.95 |
電気・電子システム工学科 | 46 | 12 | 745 | 62.08 |
情報工学科 | 37 | 14 | 494 | 35.29 |
環境都市工学科 | 44 | 25 | 706 | 28.24 |
建築学科 | 30 | 20 | 336 | 16.80 |
豊田高専のある豊田市と言えば、日本一の企業城下町であり、技術系の学生に対するニーズは高いと予想されます。
実際、求人数はかなり多く、その倍率もすべての学科で10倍を大きく超えています。
鈴鹿高専
学科等 | 卒業生数 | 就職者数 | 求人数 | 求人倍率 |
---|---|---|---|---|
機械工学科 | 42 | 26 | ||
電気電子工学科 | 43 | 22 | ||
電子情報工学科 | 34 | 17 | ||
生物応用化学科 | 44 | 22 | ||
材料工学科 | 42 | 21 |
鈴鹿高専は、学校要覧などの資料をホームページなどで公開していないため、かなり情報集めには苦労します。
今回の調査対象としている数値に関しても、卒業生数と就職者数はホームページで確認できましたが、求人数などは分かりませんでした。
まとめ
高専を卒業すると、大学や専攻科に進学する人と、就職する人と大きく分かれます。
大学や専攻科への進学をメインに考えていると、就職に目がいかないかもしれませんが、非常に高い求人倍率と就職実績を誇ります。
各校が公表している求人数や求人倍率をみると、非常に大きな数値になっていることが分かります。
ただ、すべての学校が詳細な数値をホームページ上で公表しているわけではありません。
ここに掲載した数値以外にも、何らかの方法で求人数や求人倍率の数値を知ることができる可能性はあります。
気になる学校の情報については、情報収集を積極的に行いましょう。
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