5年の課程を終えて高専を卒業すると、就職するか進学するか、あるいはそれ以外の選択をするのか、いずれにしても大きな決断をしなければなりません。
高専の卒業生は、優秀な人が進学し、進学が難しい人が就職するというわけではありません。
それぞれの学生が自身の目標を定め、そのためには就職した方がいいのか、あるいは進学した方がいいのかを考え、その目標に向かった結果、進路はバラバラになるのです。
ただし、学校や学科によっては進路の傾向がはっきりしていることもあるので、学校ごと、あるいは学科ごとの進路を確認していきます。
なお、ここでは原則として、令和6年度(令和7年3月)卒業生の進路として各学校が公表しているデータをもとにしています。
小山高専の概要
小山高専には機械工学科、電気電子創造工学科、物質工学科、建築学科の4つの学科があります。
就職・進学の状況については、それぞれの学科ごとにその数値が公表されています。
機械工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 29 | 9 | 1 | 39 |

| 小山高専専攻科 | 5 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 1 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 1 |
| その他の国立大学 | 0 |
| 公立大学 | 0 |
| 私立大学 | 2 |
| その他 | 0 |
7割以上が就職しており、進学はおよそ4人に1人となっています。
また、進学した学生の半数以上は小山高専専攻科に進学していることが分かります。
電気電子創造工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 40 | 31 | 3 | 74 |

| 小山高専専攻科 | 9 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 2 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 2 |
| その他の国立大学 | 15 |
| 公立大学 | 0 |
| 私立大学 | 3 |
| その他 | 0 |
就職の方が就職より多くなっています。
進学先としては小山高専専攻科が最も多く9人となっているほか、地元の宇都宮大学に4人、群馬大学に5人となっています。
物質工学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 19 | 16 | 1 | 36 |

| 小山高専専攻科 | 4 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 3 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 0 |
| その他の国立大学 | 9 |
| 公立大学 | 0 |
| 私立大学 | 0 |
| その他 | 0 |
小山高専の4つの学科の中では、最も進学の割合が高くなっていますが、人数としては就職の方が多くなっています。
進学先としては、小山高専専攻科と宇都宮大学にそれぞれ4人が進学しています。
建築学科
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 23 | 12 | 0 | 35 |

| 小山高専専攻科 | 5 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 0 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 0 |
| その他の国立大学 | 2 |
| 公立大学 | 0 |
| 私立大学 | 5 |
| その他 | 0 |
就職者の人数は、進学者の人数のおよそ2倍となっています。
進学先は小山高専専攻科が最も多い一方で、私立大学への進学者も多くいることが分かります。
まとめ
小山高専は全体的に就職する学生の人数が進学者より多くなっており、関東地方にあるほかの高専と比較すると、就職者の割合が高い傾向にあるようです。
近隣に就職先となる会社・事業所が多くあることや、東京などとの距離が近いことも背景にあると思われます。
進学者のうち小山高専専攻科に進んだ学生はあわせて23名であり、進学者68名のうち3割以上となっています。
このほか、宇都宮大学には8名、群馬大学には7名が進学している一方、長岡技術科学大学や豊橋技術科学大学にはあわせて6名しかいない点も特徴です。



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