大学の編入学試験はどのように行われる?対象者や定員などのポイントを確認しておこう

高専卒業後の進路

大学の編入学試験は、一般的な大学入試とは異なるものだということは別のページで説明しました。

実際にどのような人が編入学試験に出願できるのか、そしてどのような試験が実施されるのか、知らないという方が多いと思います。
そこで、編入学試験を受ける前にチェックしておくべきポイントをご紹介します。

大学編入学試験のポイント①どの大学・学部で実施されるか

高校生が大学に入るために受ける大学入試は、基本的にどの大学でも毎年実施され、誰でも受験することができます。
しかし、大学編入学試験はどの大学でも実施されるわけではありません。
また同じ大学の中でも、学部によって実施されたり実施されなかったりします。

一部の大学を除き、大学では1年生から一貫した教育を行うことを基本としています。
2年生や3年生の段階で編入により入学できる学生の定員をあらかじめ確保している大学は多くないので、どの大学・学部でも編入学試験を実施しているわけではありません。

定員の余裕がなければ、編入により新たな学生を受け入れることはできないので、大学や学部によっては、編入学試験が実施される年度と実施されない年度があることも考えられます。
特に編入の定員が少ない大学・学部については、編入学試験が実施されないということも想定しておくようにしましょう。

大学編入学試験のポイント②定員はどれくらいか

大学の編入学試験の定員は、大学や学部によって大きな差があります。
高専生の編入者受け入れを前提としている長岡技術科学大学や豊橋技術科学大学では、1学年あたりの定員は300人を超えます。
しかし、多くの大学・学部では定員は10人以下であり、定員が若干名となっていることもあります。

定員が多いほど、合格のチャンスが大きくなると考えられるので、定員がどれくらいになっているのかは非常に重要なポイントです。
毎年の傾向からどれくらいの募集がありそうか、あらかじめ知っておくようにしましょう。

大学編入学試験のポイント③大学では何年生に編入されるか

高専を卒業して大学に編入する場合、大学3年生に編入することとされていることが多くなっています。
しかし、何年生に編入されるのかは大学や学部により決定されるものであり、どの大学でも必ず3年生になるわけではありません。

必ず大学や学部ごとに公表されている募集要項で、編入したら何年生になるのかを確認しておきましょう。

大学編入学試験のポイント④推薦と一般(学力)のどちらを受験するか

大学の編入学試験が、推薦入試と一般入試の2回に分けて行われる大学・学部があります。
このような場合、推薦入試と一般入試をどのように受験するのかを考えなければなりません。

推薦入試と一般入試では、受験資格が違うことがあります。
高専生の場合、推薦入試も一般入試も受けられることが多いのですが、ほかの受験生は推薦入試が受けられないこともあります。
そのため、高専生の場合は、まず推薦入試での合格を目指すのが重要です。

大学編入学試験のポイント⑤合否の判定基準はどのようなものか

大学の編入学試験を受ける際には、その合否判定がどのような基準なのか、確認しておく必要があります。
特に編入学試験の場合、試験当日の筆記試験だけでなく、提出した書類や面接などにも配点されており、合否に大きく影響する可能性があります。
また、英語の配点はTOEICやTOEFLなどの試験の点数によることとされている学校も多いので、事前にこれらの試験を受けなければなりません。

大学への編入を目指す方は、必ず募集要項を確認しておき、事前にすべきことを確実にしておきましょう。



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