高専への進学を考えている中学生の方、そしてお子さんの受験で頭を悩ませている親御さんへ、高専の入試情報をご紹介します。
高専の入試方法は、国立高専であっても統一されているわけではなく、学校ごとに違いがあります。
高専の入試では推薦入試での入学者数の比率が高いため、まずは推薦入試での合格を目指すべきです。
また試験の時期が早いので、ほかの受験生と比較すると、試験に向けて早く動き出す必要があります。
ここでは、高専ごとに推薦選抜と学力検査選抜(いわゆる一般入試)の実施方法をご紹介していきます。
なお、実際の受験にあたっては、必ず募集要項を確認してください。
募集人員
どのような学科が設置されているか、それぞれの学科の定員が何名かを知ることができます。
入学時は一括募集となっており、2年生以降にコース分けが行われる学校もあるので、どのような形で入試が実施されるのか確認しておきましょう。
| 学科 | 入学定員 | 推薦による選抜の募集人員 |
| 総合工学科 | 200名 | 50%程度(100名程度) |
米子高専には総合工学科の1学科が設置されています。
入学定員は200名であり、そのうち50%程度は推薦により選抜されます。
米子高専では、第2学年後期から機械システムコース、電気電子コース、情報システムコース、化学・バイオコース、建築デザインコースの5つのコースに分かれます。
各コースへの配属は、1年次の成績上位者から優先的に行われます。
推薦による選抜
高専の推薦選抜の定員は、学力検査選抜の定員より多くなっている学校もあります。
高専を目指す場合、まずは推薦選抜での合格を目指すこととなるので、出願資格は要チェックです。
試験の概要
| 推薦による募集人員 | 50%程度(100名程度) |
| 推薦基準(成績等) | 第3学年の評定が、5段階評定で5教科(国語、社会、数学、理科、英語)評定合計が20以上または9教科評定合計が36以上 |
| 選抜方法 | 調査書及び推薦書を総合して判定する |
米子高専の推薦による選抜への出願基準は、2つの基準が設けられており、いずれかを満たすことが求められます。
いずれの基準も、1教科あたりの平均では4以上の評定が必要であり、教科数について5教科となるか9教科となるかの違いがあるだけです。
分かりやすい基準なので、事前に確認しておきましょう。
日程
| WEB出願エントリー期間 | 令和7年12月1日~令和8年1月6日 |
| 出願書類受付期間 | 令和7年12月26日〜令和8年1月7日16時(必着) |
| 検査日 | 令和8年1月16日 |
| 合格内定発表 | 令和8年1月22日10時 |
| 入学確約書提出期限 | 令和8年1月30日 |
| 入学手続 | 令和8年3月6日 |
学力検査による選抜
学力選抜では、基本的に入学定員から推薦選抜合格者数を除いた人数の募集が行われます。
また、推薦選抜に出願して合格にならなかった人は、学科などを変更する場合を除いて、手続きをしなくても学力検査選抜を受験できます。
試験の概要
| 学力選抜による募集人員 | 50%程度(100名程度) |
| 学力試験の配点 | 国語、社会、数学、理科、英語の5教科 各教科100点満点の合計500点満点 |
| 内申点の配点 | 第3学年の9教科の評定(5段階評価)を6倍し、各科目30点満点の合計270点満点 |
| 選抜方法 | 学力検査、調査書の評定を総合して判定する |
米子高専の学力検査による選抜は、国語、社会、数学、理科、英語の5教科で行われます。
科目による傾斜配点はなく、すべての科目が同じように扱われます。
調査書(内申点)については、中学3年生の内申点だけが判定の対象となります。
9教科すべての重要性に差はないため、どの教科もおろそかにできません。
日程
| WEB出願エントリー期間 | 令和8年1月8日~令和8年1月27日 |
| 出願書類受付期間 | 令和8年1月23日〜令和8年1月28日16時 |
| 検査日 | 令和8年2月8日 |
| 合格発表 | 令和8年2月27日10時 |
| 入学手続 | 令和8年3月6日または令和8年3月17日 |
近年の入試の状況
過去の入試の状況を確認して志願者数や倍率などを知っておくことは、受験する際には大変有益です。
学校や学科で迷っている方は、自分が何をしたいのかを考えるのが第一ですが、これらの数値も参考にしておくといいでしょう。
本科入学者選抜状況(令和5年度)
| 志願者数 | 入学者数 | |
| 総合工学科 | 395 | 207 |
本科入学者選抜状況(令和6年度)
| 志願者数 | 入学者数 | |
| 総合工学科 | 385 | 200 |
本科入学者選抜状況(令和7年度)
| 志願者数 | 合格者数 | |
| 総合工学科 | 364 | 199 |
米子高専の志願者数などの状況については、推薦選抜と学力選抜の区分別ではなく、トータルの人数として公表されています。
令和3年度や令和4年度には志願者数は400名を超えていましたが、その後は400名を切っており、徐々に減少傾向となっているようです。
ただ、それでも倍率は2倍近くとなっているので、高い競争率となっています。



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