5年の課程を終えて高専を卒業すると、就職するか進学するか、あるいはそれ以外の選択をするのか、いずれにしても大きな決断をしなければなりません。
高専の卒業生は、優秀な人が進学し、進学が難しい人が就職するというわけではありません。
それぞれの学生が自身の目標を定め、そのためには就職した方がいいのか、あるいは進学した方がいいのかを考え、その目標に向かった結果、進路はバラバラになるのです。
ただし、学校や学科によっては進路の傾向がはっきりしていることもあるので、学校ごと、あるいは学科ごとの進路を確認していきます。
なお、ここでは原則として、令和6年度(令和7年3月)卒業生の進路として各学校が公表しているデータをもとにしています。
有明高専の概要
有明高専には創造工学科の1学科のみが設置されています。
また、創造工学科にはエネルギーコース、応用化学コース、環境生命コース、メカニクスコース、情報システムコース、建築コースの6つのコースが設けられています。
就職と進学の内訳は、各コース別に人数が公表されています。
また、進学先の人数は学科全体の人数として公表されています。
エネルギーコース
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 21 | 7 | 0 | 28 |

4人に1人が就職しており、進学は4分の1となっています。
就職者21名のうち県外への就職は17名、県内への就職は4名となっています。
応用化学コース
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 5 | 4 | 0 | 9 |

卒業生9名と非常に少ない人数ですが、就職と進学はほぼ半々となっています。
就職者5名はすべて県外へ就職しています。
環境生命コース
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 12 | 7 | 0 | 19 |

卒業生のうち6割以上が就職、4割以下が進学となっています。
県外に就職したのは就職者の8割以上となる10名で、県内に就職したのは2名のみでした。
メカニクスコース
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 31 | 10 | 0 | 41 |

有明高専の6つあるコースの中で、最も就職の割合が高いコースとなっています。
就職者31名のうち県内に就職したのは3割以下の9名で、大半は県外に就職しています。
情報システムコース
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 34 | 11 | 1 | 46 |

就職者の割合は7割以上で、就職者数は進学者数の3倍以上となっています。
就職者のうち県外に就職したのは27名、県内に就職したのは7名です。
建築コース
| 就職 | 進学 | その他 | 合計 |
| 22 | 17 | 2 | 41 |

就職者の割合は5割以上ですが、進学者も4割以上います。
就職者のうち県内で就職したのは4名で、大半が県外に就職しています。
創造工学科
| 有明高専専攻科 | 23 |
| 長岡・豊橋技術科学大学 | 7 |
| 旧帝大・東京科学大学・神戸大学 | 4 |
| その他の国立大学 | 15 |
| 公立大学 | 1 |
| 私立大学 | 5 |
| その他 | 1 |
進学者56名のうち4割以上の23名が、有明高専専攻科に進学しています。
そのほかには、熊本大学に6名、長岡技術科学大学と九州大学に4名、豊橋技術科学大学と九州工業大学に3名などとなっています。
まとめ
創造工学科全体では、就職者数が125名、進学者数が56名となっており、卒業生184名のうち就職したのは7割近くとなっています。
就職者のうち県外に就職したのは99名で、就職者全体の8割程度となっています。
また、進学先としては有明高専専攻科が最も多い23名で、ほかには2つの技術科学大学や九州地方にある大学が中心となっています。



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